2008年10月29日

おさがり、ありがたや〜!w

先日hfスタジオで作業していた時、「新しいMacBook明日届くんだよ〜」とかhfが言うので「じゃ、今まで使ってたBookとBook Proどうすんのよ?」と聞けば「BookはDetzのところに行くのが決まってる」って言うので「じゃー、Proの方安く譲ってよ」と駄目元で言ってみたら「一番最初のCoreDuoだけどね。いいの?」って。いやいや、C2Dじゃなくても十分ですから。(笑)って言うんで、エイベックスでのミーティング帰りに戴いてきました。「幾ら?と聞いたら、いいよ使ってて!」だと。じゃ、ご厚意に甘えて有り難く使わせていただきますわ〜。

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15"MacBook Pro 2.16Ghz Core Duo。前から言ってるようにノートにクワッドプロセッサが載るまでは手は出したくないんだが、ライブでLogicのエフェクターを使いたくてね。その為にBookくらいは欲しいなぁと思っていた訳です。あとはスタンドアローンのドラムプラグインを使いたかったのも理由の一つ。とにかくその辺の作業をこなすなら必要十分なスペック。ありがたや〜!ありがたや〜!なのであります。東の方には足向けて寝られないのであります。(寝てるけど)

で、「宮ちゃんのblogって何かバラしてるか直してるか食べ物のことばっかりだよね」とヒロシに言われてたので、容量も少なく(120G)時間も経過しているハードディスクを交換しちゃおうじゃないの!と早速期待にお応えしてバラしてみる。w

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以前、最も困難とされるibook(FW)やmacminiをバラせたのもネットのおかげ。今回も「macbookpro ハードディスク」と検索かければいくつものサイトがヒットする。ありがたいご時世でございます。で、幾つかのサイトを見て勉強。トップパネル外すのが厄介だとか書いてあったのでちょいと慎重に作業。が、拍子抜けするぐらいに簡単。なんだこれ?ってくらいあっさりとハードディスクに到達。あまりに簡単すぎて何か間違っていやしないだろうか?と心配になる程。ディスク外すまで15分位だったろうか。コツと言えば最近のApple製品ではお得意のトップパネルとボトム筐体の組み合わせ部分にスクレーパーなどを挟み込みボトム筐体をヘラで外側に広げるような形でトップパネルの引っかかり部を外す事。この辺りはiBookとmacminiで散々やった作業なので今回は全然楽勝だった。iBookの作業を大学院とすればMacBookProは幼稚園。そんな感じでした。

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因みに使った工具はこれだけ。結構細めのプラスドライバー(精密と普通の中間位)、T-6トルクス(メモリの取り付け部にある二個のねじ。この存在が意外に落とし穴かも。)、ラジオペンチ(ハードディスクの上の小さなコネクタを外す時に便利。)だけ。
搭載したのはバルク(HITACHI)の320G 5400rpm。本当は500Gを買う予定だったのだが生憎在庫切れ。メインマシンにするわけではないのでこれで十分だろう。組み付けは逆の手順なんだけど、iBook等に比べて筐体の精度もあがっているせいでなんのストレスもなく完了。時の流れを感じますなぁ。
で、組み立てたあとはインスコ大会。最初にディスク入れてインストール始めようとしてもハードディスクは認識してくれないのでインストール画面を一旦クイットして先にディスクユーティリティーを立ち上げてフォーマット。一応0書き込み。そこからせっせとインスコ開始。ハードバラすよりもソフト入れる方が時間かかるもんなぁ。いやはや。
インスコしている間にお姉ちゃんと相方迎えに行って吉祥寺で晩ご飯。串家物語へ。串カツと言えば神田は串カツ乙羽屋なんだが、試しに入ってみた。大人90分食べ放題で2650円。串カツと考えれば結構なお値段なんだけれど、串に刺さった食材がいっぱい並べてあってそれらをバイキングのように取ってきて座席で衣を付けて「ジュワ〜ッ!」とやる。デザートもご飯モノも充実。肉・野菜・魚とネタも豊富だからほいほい食べられる。小振りなこともあって、家族で120本位食べた。(笑)(勿論ご飯やらうどんも食べてだ)プロに揚げて貰うモノも勿論美味しいが家族でワイワイ熱々を食べるのも楽しい。あぁ、満腹。

で、帰ってきたらインスコ終わってたんだが、今度はアップデート祭り。ひとしきり終わって今度はLogicのインスコ。DVD7枚は流石にしんどい。こうやってテキスト書いている間もやってます。(あと残り4枚。残り時間1時間30分とか出てるし。(泣))明日も早いんで寝たいんだけどなぁ。

そう言えば先週いつも行くファミマでこんなの発見して速攻で買った。

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うれしいプリン480。(笑)

そりゃ嬉しい罠。意外に味もちゃんとしてる。と言うか、子供の頃に食べたような味。惜しむらくはカラメルが入って無いことか。カラメル100くらい入ってたら申し分なし。余裕で食べられる量だが、何となく二日に分けて食べた。(なんか相方の背中からいい加減にしなさい!オーラ出てた。。)

あぁ、もう一丁ついで。
毎週月曜日は相方主催の稽古があって浅草橋に行くんだが、稽古前に必ず寄り道するお店がある。モンシェルと言うお店なんだけれど、今初めて検索してみたらこの辺りでは昔からサンドイッチが美味しいと評判のお店だったようだ。浅草橋の稽古場を使わせていただいてかれこれ1年位になる。モンシェルとも一年のお付き合い。サンドイッチは文句なしに美味しい。

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iphoneの写真なんで綺麗に撮れていないのだけれど、これはチキンカツサンド。(一切れ既に食べちゃってます。)これに飲み物付いてスープ付いて900円だっけかな?チキンもうまけりゃ当然トンカツサンドも馬鹿美味い。その場で揚げたてを作ってくれるから何とも言えないジューシーさ。パンもなんだか美味いんだわ。これ食ったらまいせんのカツサンドなんか二度と食えない。業平はまるいの子牛のサンド(だっけ?)ともいい勝負かもしれないなぁ。デザートに小倉とクリームのサンドってのもあってこれまた美味い。店主もとても感じが良くてね。いいお店なんです。(あぁ、まだ残り時間1時間23分。)とか言ってたら4枚目の途中でディスク読み込まなくなってインスコ強制終了。(泣)明日改めて作業する事にしよ〜。

今週の開かれた稽古場は充実してたなぁ。いつも充実はしてるんだが、ぬるい参加者が居ないと一気に熱が上昇する感じ。久しぶりに最初から最後まで一瞬も目が離せなかった。いい刺激を貰いました。
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2008年10月25日

VCM-100

さてVCM-100インプレッション。並行してチェックしているVCM-600はAbleton Liveに特化したコントローラーだけれど、100の方はDJソフト(Native Instruments Traktor3 LE)に対応したコントローラーだ。一年ほど前にベスタクスでいつもの馬鹿話ミーティングをやっていた時に思いついて形になったモノ。

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特徴はとにかくコンパクトでロータリーフェーダーで尚かつオーディオインターフェイスが内蔵されている事。だからVCM-100にヘッドフォンを直接さしてモニターできる。これは便利。随分前に出来あがっていたんだがやっと自宅に持ち帰りいじってみた。

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APPLEの最初期マシンAPPLE II(APPLE IIについてはこちらのサイトに詳しく出ております)の天板がノートブックみたいに液晶が開いて斜めの部分にミキサー部があるみたいなのが最初のイメージだったんだが、けっきょくその斜めのパネル部だけの形になった。(別売りのステーと組み合わせるとこんな感じになる)UREIにノートパソコンくっついてロングミックスとか出来たら楽しいだろうなぁってのが開発イメージ。1号機なのでとことんプロの現場にこだわったわけではないんだけれど、ロータリーフェーダーのトルク感とかVESTAXのこだわりが出てて凄く扱いやすいです。なんだかんだ言っても、ミックスする時は最終的にボリュームコントロールを手で絶対にするわけで(頭とか口とか足でやる人も居ますけど。w)繊細なことやろうと思うとある程度の重さは絶対に必要だと思っている。例えば、一昔(10数年位)前の国産車ってとにかくハンドルもアクセルペダルも馬鹿みたいに軽かったでしょ?それと同じで瞬間的な動きは出来ても微妙な力加減は難しかったよね。対してヨーロッパ車はハンドルも重くて切り返しは重いなぁとか思うんだけど、走り出すと丁度いい。(特にベンツ)で、高速とかに乗るとあのハンドルの重さの意味が更にわかる訳ね。ある程度の重さがないと狙いが定まらないし、本当に細かな修正とか軽いハンドルだとフラフラしちゃう。
人間の手や指先の感覚って繊細なんだけど、ある程度の抵抗(応力)がないと狙ったポジションにフェーダーのコントロールがしづらいと俺は思う。ロングミックスしてる時の微調整ってそれと同じ感じがする。だからVCM-100でミックスしているとすこぶる楽しい。チェックしながら気がつけば3時間近く遊んでた。(笑)
擦り系のDJの間ではSERATO SCRATCH LIVEがとにかく人気なんだけれど、擦らない人達にとってはあれは無用の長物というか、VCI-100とかもそうなんだけど、「俺はあの丸い円盤入りません」って感じなのね。「だったら普通にアナログとCDで回します」って思ってた。唯一重たいレコードバッグを持ち歩くことだけが難点なんだけど、これはミュージシャンが楽器を運ぶのと同じだからね。「そんなことで楽しちゃいけないぜ!」なんて俺も体育会系並に公言してたわけ。(笑)

ところがだ、「こんなのがあったら回す気になるなぁ」って思ってた機械が出来上がってきたらやっぱり楽しかったと。勿論未だにファイリングの問題や曲を探す面倒さはまだ完全に満足できるモノではない(って、それは俺の頭がついていけてないだけかもしれないね)のだけれど、少なくとも頻繁にかけるレコードを全部wavで取り込んでみたい衝動には駆られている。それくらい違和感なく回せる。(回って無いけどね。回すって言葉もいずれ死語になると言うか、「回すってなんですか?」なんて若い子に言われる時代が来るかもしれないな。)
ビートが揺れていない曲は言わずもがな、人力ドラムの昔の曲も意外になんとか繋いだり出来る。(これはアナログでやっていても結構難しい事だから、そのテクニックと比べてもこちらの方が簡単だと思ったり。)あとは、FWDやRWDをもっと感覚的に操作できる方法を考えれば更に使い勝手は良くなるだろうな。

全てがこういったデジタル方向に行くのはまだまだ先の話だろうが、少なくともこのレベルであれば俺もノートパソコンとコントローラーを持ち歩いてDJをする事に否定的ではなくなった。つーか、これはミックスすることが楽しい。楽しい事は自然とやりたくなる。w そんな感じ。

DJ引退したヒロシにもマジでお奨め。(なんか楽しいんだよ、これ)

そんなことで、毎日最低10曲は12インチからdigitalエンコードやってます。目指せ一ヶ月後に300曲!!です。(笑)
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2008年10月24日

久しぶりにいい芝居を見た。

夕方から相方と二人でスズナリ@下北沢。下條アトム一人芝居「思ヒ出ニ タダイマ!」を観に行く。作・演出は新宿はタイニー・アリスの鳳さんって事でかなり期待をしていった。開演と同時に劇空間に引き込まれ期待以上の鳳ワールドを堪能してしまった。土曜日曜と残すところあと二回の公演がある。こういう劇的な演出が好きだし観ながら色々な事を考えさせてくれる芝居が俺は好きだ。こういうレベルの芝居こそきちんと評価されるべき。時間とお金を使うだけの価値がある作品。是非観て貰いたいな。

日中はLIVEとVCM-100をいじり倒す。「こんなデジタルDJingコントローラーが欲しいんだよなぁ」と作った物だけに非常に良く出来てる。今までのVCI-100やVCL-300の様な、いかにも「DJ用の機材です!」みたいなところが無いのがよい。コンパクトで場所とらないしね。VCM-100については後日インプレッション書きます。
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2008年10月21日

久しぶりに

泥臭い、想いの詰まったHIPHOPを聞いた。

t_Ace 孤高の華02
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日本でHIPHOPが初めてレコーディングされたのは85年の「業界こんなもんだラップ」なんじゃないかと思う。(メジャーでという意味。味の素のラジオ番組でプレゼントか何かで作ったアナログの方が最初だったか?それとも発売中止になったHardCoreBoysが最初だったか?MID方面だったのか?その辺の記憶曖昧。)少なくとも、同時多発的に起こったムーブメントの最初期の作品には違いないわけだ。勿論俺も参加してたりするんだが。それ以前にも克也さん率いるナンバーワンバンドやもっと言えばドリフの早口言葉なんかもRapではあるんだがHIPHOPではなかったわけだ。HIPHOPの定義とはなんぞや?と聞かれても、人それぞれ違うだろうし未だに明確なモノはないと思う。HIPHOPもROCKと同じようにドンドン薄まって消費され意味を変えていく。まぁ別に上辺だけ取り入れてショウビズの世界にそれっぽい作風のモノを作り出して経済活動にいそしんでいるのも構わないのだが、最近だとこんなのとか。別に批判する気にもならないしこれを面白いと思うのも時代なのかもしれないが、俺はダセーと思う。(笑)

70年代後半には既にRAPはあって、革命的なプラネットロックが82年のリリース。そこから遅れること3年でやっと「業界こんなもんだラップ」になる。今何年だ?2008年だぜ。今頃何やってんだ?

で、話を戻す。
数ヶ月前にオーバーヒートの石井社長から連絡があってMUTEの曲をサンプルしてRAPしてる奴が居るから聞いて許諾をくれと連絡があった。それが、このt_Ace君だった。サンプルに関して言えば「ドンドンやってくれ〜!」ってのが俺のスタンス。逆にサンプルしてくれてありがとう!って感じだったので勿論オケー。で、早速見本盤を戴いた。はっきり言ってMUTEサンプルした曲以上によい曲が目白押しで驚いた。かなり泥臭いリリックだから賛否色々あるだろうが、実感のない言葉の羅列やヒットチャートを賑わすRAP風のポップスにウンザリしていた耳にガツンと衝撃。世の中ドンドン荒んできて真の意味でこういうギラギラ、ドロドロした奴が出てきたのかなぁとも思ったりするのでちょっと複雑な心境になったりもする。金のない連中が二台のターンテーブルのお皿をバックトラックにRAPをしたのが始まりだったように、「畜生、くそったれ!」と藻掻いている熱いパワーが溢れ出ている。

以前紹介したH-MANもそうだが、こういった「思想や想い」を持った作品が好き嫌いは別としてキチンと評価されなければいけないと思う。


久しぶりにhfのスタジオへ。例のAbleton LIVE7習得するためLIVEマスターのコウタ先生にしごいて頂く。w 取り敢えず自力で勉強した上で判らないところ疑問点など実地で教えて貰うのが習得する一番の近道。Logicと比較して痒いところに手が届かない所も多いのだがLIVE独特のセッションビューをメインに据えての制作手順は目から鱗。パーツの組み合わせで構築していけるこの発想はとてもDJ的なので特にサンプルの組み替えをメインにしたビートモノを組み立てる時にはこれは便利だ。LogicとRewire連携でビート構築していくのが俺的にはベストな使い方かもしれない。多いに刺激を受ける。途中からHFも参加で久しぶりに色々な話で盛り上がる。コウタ君と三人でアルバム作ろうと盛り上がる。

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何度来ても浮世離れしたロケーション。こんなご時世だから尚更。益々リドリー・スコットの描いた世界になってきた。

家族で渋谷合流。先日テレビで石ちゃんが食べていた渋谷駅前の「東京トンテキ」へ行ってみる。あまりのCPの高さにビックリ。満腹。豚肉&油が食いたい人は超お勧め。w

帰宅してLIVE立ち上げ早速復習。アイディアが思いついた時にサッと作業できるお手軽さが便利。大まかに曲らしきモノを組み上げたところでVESTAX VCM-600を繋いでみる。リアルタイムにコントロールできるのはとてもDJ的。ただ、LIVEとの兼ね合いで生理的に嫌な部分を幾つか発見。ソフト的に修正可能なのか?相談してみよう。因みに友人に教えて貰ったキーアサインの移設なんだが、LIVE7(制限無し版)上でコントローラーは認識はするもののアサインは全く機能せず。何でかねぇ。これも要解析して貰わんとな。

ZTT関連
ちょっと前に友人のブログでユニクロがZTTものコラボ!の情報を知り大いに盛り上がってたら仕掛けてるのは3rd Ear(音出るので注意)の弘石君だった。(笑)いつの間にかZTT JAPANなんぞ立ち上げてて驚き桃の木。早速ZTT25周年限定BOX SETを注文。
ZTTってのは俺の音楽人生においてもの凄く影響を与えてくれたレーベルの一つだ。俺よりも若い世代だと808STATEとかSEALなんてのがZTTだと思ってる節があるんだがZTTと言えばやっぱりArt of Noise。FGTHもRelaxばかりがもてはやされるんだがやっぱりTWO TRIBESでしょ!って感じね。ZTTが世界中の音楽シーンに与えた影響は計り知れないんだけれど、例によってこの日本ではその功績は意外に認められていない気がする。まぁ、確かにオリコンのチャート見て一喜一憂してるような人達には関係ない話なんだろうが。。。
25年も前からすれば機材ももの凄く進歩したのだけれど、ZTTのサウンドを聞いた時の「降参しました!」的な説得力を持ったサウンドには未だ出会えたことがない。Mixの空間の作り方なんかその最たるモノでランドスケープ的な音の風景を感じさせてくれるダンスミュージックはZTTが今でもお手本。(到底かなっていないのだけれど、、)それくらい未だに心酔している訳です。
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2008年10月17日

無事終了

本日開催された「ビルマ(ミャンマー)・サイクロン被災者救援チャリティ・コンサート」は無事に終了。ちょっと前に一度だけリハーサルをした状態で本日の本番に臨んだ。沢さんのピアノのベーシックラインと、いとう(せいこう)君のメッセージだけがそれぞれの中での決め事で尺や展開、DUBに関しては完全なインプロビゼイション。アカデミックでダイナミック。そこに風景が見えるような世界を構築出来たのではないかと思う。いつもはドラムなどのBeatに縛られてやる事が多いDUBだけれどBeatから解き放たれて(と言っても厳密にはピアノはリズミカルではあるのだが)ピアノと言葉とメロディーが絡み合って絶妙な瞬間がいくつもあった。小節に縛られず、かといって自由奔放ではなくお互いに見えない糸をたぐり寄せーが、確実に糸を引き合っている感覚。リズムから解き放たれたDUB。空間を作り出す事が出来るDUB。音でLandscape出来る幸せ。いいセッションが出来た。幅広い年齢層の満員のお客様からも大きな拍手を戴く。感謝。
東中野はポレポレで映画を観ていた相方とお姉ちゃんと合流。楽屋でいとう君に「アップリンクの浅井さんがトークライブに出ているんだって」と話をしたら「ダブちゃんも会った事あると思うよ。代々木の時にも来てたし」と言うのだが今ひとつピンとこない俺。相方に改めて紹介して貰い挨拶をするもお互いに「以前お会いしてますよね〜」的な微妙な空気。(汗)一階のカフェで飯食って帰宅。

水曜日。戸田(誠司)さん、S誌編集長の野郎三人で中目黒で飯会。戸田さんとは結構古くから親交はあったんだが、こうやって面と向かって話をしたのは初めてのこと。w 「べったり居ないんだが同じ方向性を持った人w」(戸田氏談)ってのが言い得て妙というか。まぁ、電話とかメールとかではやりとりしてるんだが不思議と仕事は一緒にした事がないなぁ。三人とも根っからの機械お宅であるので食うよりもただただ音楽と機械の話に熱中。熱狂的サッカーファンである二人(俺を除く)だからして「A代表だけサッカー好きの似非ナショナリスト」な俺としては根掘り葉掘り「誰それはどうなのよ?」的な話を振りまくる。結果面白い裏話もいっぱい聞けてそりゃー楽しかった。やっぱり監督が世界レベルじゃない事が諸悪の根元って事らしい。(乱暴なまとめw)

VESTAX VCM-600 with LIVE Lite
早速ゲットでインプレッション書きたい所なんだが、コントローラー繋ぐ以前にLIVEの勉強。簡単っちゃー簡単なんだがアレンジビューとセッションビューの連携と時間軸の概念がちんぷんかんぷん。ヘビーユーザーのK君に電話して一通りの考え方を教えて貰う。なるほどと思う部分もあり教えて貰ってもまだピンとこない部分も多数。取り敢えずこの状態で暫く藻掻いてみる。その上で来週辺りに実地訓練して貰う事にした。これじゃコントローラーのインプレッションは暫くお預け。ついでに言えばやっぱりトラック数制限のあるLiteよりも通常版7or LEの方が既に欲しくなっているのでそのうちアップグレードしちゃおうかとも思ってる。が、そうするとVCM-600のキーアサインとかゼロからやらなくちゃいけないらしいのでそれもどうかなと。本末転倒とかミイラ取りがミイラになるとかそんな言葉が頭をよぎるのであった。(笑)
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2008年10月14日

こりゃ凄いと思う

相方の友人にもの凄く変わった人がいる。知り合って8年位になるのだろうか。相方の師匠の座組で初めてお会いしたんだが。とにかく「ちょっと今までこういう人に出会った事ありません」ってタイプの野生児のような、それで居て無茶苦茶頭がいい不思議な人。元々は俳優さん(今も俳優さん)で某有名劇団でいくつもの伝説を持つ男。サハラ砂漠を単独&徒歩で横断した事もある。都内はどこにでも歩いていく。住んでいる板橋から両国でも新宿でもいつでも歩いてくる。そんなぶっ飛んだ人。ぶっ飛んだうちの相方とは喧嘩もするが仲も良くて、制作を助けてあげたり激論を交わしたりしている。
そんな男、前島幹雄が今から30年も前に東京から広島まで15日間で走り抜けたドキュメンタリー映画のDVDが届いたので相方と共に観た。走る姿、言葉、映像、編集、時代、戦争、原爆、広島、高度成長、日本。それら全てがー静かだが熱いエネルギーとして観ているこちらに訴えかける。編集もカメラワークも音響効果(と言うか、はっきりと目的意識を持ったコラージュ)が素晴らしい。勿論前島さんも秀逸。変なオヤジ(失礼!)だなぁと思ってたところもあるんだが全て撤回。今日から尊敬する。

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映画の発するメッセージとは別に、道路を走り抜ける当時の車や風景などもとても興味深い。1975年と言えば俺は中学一年。不思議なのはこうやってモノクロの映像で観るともの凄く昔の気がする。自分の頭の中にはその当時のカラー画像が残っている訳で、「あれ、中学の頃ってこんなに世の中古めかしかったっけ?」と思いながら観ていたのだが、そんなギャップもとても不思議に感じたり。とにかく、何かに突き動かされた衝動をそのままやってしまうエネルギーというか、言葉で説明したり頭で考えずに「俺はこうやって自分の気持ちを表現したんだ。これを観てテメェも考えろ!」と課題を突きつけられているようで何とも気持ちがよい。
発売とかしてるのかな?是非とも多くの人に観て貰いたい。

※追記
3月上旬に下北沢で上映決定。チケットはうちの相方(芝居屋・劇団羊のしっぽ)も販売もします。料金は1000円です。購入方法などの詳細はまた追ってブログの方にアップします。ホント、心打たれるモノがあると思うので是非観ていただきたく思うのであります。
ちなみに今のところDVDの発売予定は未定だそうです。


開かれた稽古場@浅草橋
地球の反対側で芝居公演をやっていたNさんが帰国。暫くぶりの参加で更に密度の濃い稽古に。身体に音を取り込む訓練はMもとKさわ君が秀逸。Nさんも良かった。作ってきた音に触発されるとさて次はどうしようかとこちらも楽しくなる。
稽古後皆でご飯。Nさんが「ホッピーの中」とか「外」なんて頼んでいるので何の事かと思ったら中は焼酎で外はホッピーの事だという。俺は基本的に酒飲まない人なのでホッピーってのは最初からビールやチューハイのような出来上がった酒なのかと思ったらホッピー自体は割るものだと言うことを初めて知った。「て事はホッピーってアルコール入ってないの?」と聞けば「いや、少しは入ってるけどね。ノンアルコールビールみたいなもんかなぁ?」と言うので、帰ってきて早速調べてみた。興味の湧いたことをそのままにしておけない質なもんで。
なるほど、ホッピーが生まれた背景とかどうしてビールに似た清涼飲料を作ろうとしたのかとか。ホッピーに焼酎入れるようになった経緯とか。ホッピー自体には0.8%のアルコールしか入ってないので扱いは清涼飲料水なんだそうな。って事はホッピーだけをノンアルコールビールのような扱いで飲んでも構わないって事なのか?今度Nさんがホッピー頼む時に一緒に「外」だけ頼んでみようかな。

Mac Note関係リニューアル発表。
筐体をアルミのビレットにしたってのが今回の一番の売りなのかな。MacBookにおけるビデオボード別立ては喜ばしいことなんだが、何故にFWを無くしてしまったのだろう?それだけが疑問。まだまだUSB2.0よりも転送速度の速いFW400は音楽制作だけでなく一般ユースでも重宝するモノだと思うんだが。謎だぁ。
Proの方はやっぱりクアッドプロセッサーはまだ乗らなかったか。残念。ディスプレーもツルピカ君がデフォになってしまったし。(あのツルピカ画面嫌なんだよなぁ)ただし、今回のアルミビレット筐体は近い将来クアッドコアを乗せる前提での放熱効果を考えてのことなのかも?と考えられなくもない。よって、今回もMacBookProに関してはスルーさせていただきます。(笑)
こうなると俄然美味しいのはディスコンになったMacBook2.4Ghz C2Dホワイトなんじゃないかと。ニューモデルも出てショップでは大幅値下げもされているようだからMBPにクワッドが乗るまでの繋ぎと考えてもかなりベターな選択ではないかと。

Nさん、あなたの選択は間違ってなかったです。(笑)
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2008年10月12日

ちょいと一息

怒濤の作業やら現場も一山越えてホッと一息。相変わらず忙しい相方とお姉ちゃんを尻目に昼飯食いつつF1テレビ観戦。昼飯と言えば昨日北の友人から大量の海産品を戴く。昨夜のうちに色々と相方が仕込んでくれたおかげでうま〜〜〜い昼飯だった。Dさん、いつもありがとうございます。

で久しぶりに(ホント十年以上ぶりじゃないだろうか?)生中継の日本グランプリを見た。初っぱなからハミルトンがアホぶり発揮で自滅してくれたおかげで混沌とした面白いレースだった。フェラーリ贔屓のペナルティー裁定とかほざいてる奴もいるが、その後のマッサのタコ突っ張りも含め妥当なモノだと俺は感じた。富士は元々あまり好きなコースではない上に去年のコース改修あとに大雨のレースと言う事で改修本来の良さが判らぬままだったが、今年のようなドライコンディションになった事で改修後の本来のコースポテンシャルが良く分かった。特にパッシングポイントが結構あるってのは近年のF1では久しく無かった事なので、それもレースを盛り上げる大きな要因だったようにも思う。
それにしてもハミルトンってのはもう少ししたたかなレーサーかと思ったんだが。スタート直後に先に出られたのがマッサならともかくポイント争い蚊帳の外のライコネンなんだからじっくりと攻めればいいモノを。他のコースに比べればパッシングポイントもこんなに多いサーキットなのだから。おかげで近年ではベストとも言えるレース内容。こういうレースをやってさえいればつまらないコメンタリー陣を入れて芸能手法で無闇に煽らなくてもファンは増えると思うのだがな。
特筆すべきはいつもの押しつけがましいテロップが一切流れずに「波乱の日本グランプリ」みたいなのだけが出ていた事。これは見ていて非常に気持ちがよい。1コーナーで沈んだ中嶋に対して煽る事は無理としてもポイント圏内走るトゥルーリにさえ「トヨタ快進撃!」とかテロップが流れない。いつものようにこんなのが流されると「うるせーよ、これ以上の快進撃なんか上が潰れない限り無理に決まってるだろ!」と突っ込みを入れるんだが、押しつけられなければTOYOTA嫌いの俺でさえ逆にちゃんと応援したくなるから不思議なモノだ。(笑)かくも視聴者の心理というのは勝手なんだが、テロップがなかった事が今日の放送で一番驚いた事だったりして。この調子で今後も無理に煽るテロップ入れない方向でお願いします。(笑)

稽古場用の音を作ったりしつつ夜は相方の友人と家族でご飯。人間味満載の愛すべきキャラクター。昔は泥臭い人間って苦手だったんだが、いつの間にかそういう方が人間らしくていいなぁとか感じるようになった。中央線沿線って俺にとってはそう言う人種のるつぼ(的なイメージ)で嫌いだったんだけど、最近は居心地よかったりするんだよね。
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2008年10月11日

一山超えたのかな?

相変わらずバタバタと忙しいんだがV社に出向きミーティング。予てから社長がGOMI君とやっていたVCM-600をレクチャーして貰う。

VCM-600

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商品としては判りづらいんだが、要はLIVE(音楽ソフトね)に特化したコントロールサーフェイスなのだ。古くはCubaseで音楽制作を覚えた俺だが、94年頃にLogicに乗り換えてからはLogic一筋。その間色々なシーケンスソフトは試してみたが慣れ親しんだモノ以上の利便性を感じなかったのでAcidもLIVEもヘヴィーユースすることは無かった。(デジパフォは一時期タイムストレッチにのみ使用していたけど)LIVEなんかは確かに便利なんだけれど、どうにも「ファイルを貼り付けて曲を作るーお手軽だが追い込むと不自由ーな感覚」に馴染めなかったわけだ。
で、このVCM-600。考え方としてはLIVEで制作したソングデータを2ミックスの楽曲としても取り扱えるしマルチデータとしても扱える。トラック数もフェーダーチャンネル数も理論上は無制限。まだ手元で使い倒して無いので何処まで色々な事が出来るのかは未知数なんだけれど、少なくともノートブックと睨めっこでマウス操作してるよりも演じる方も観ている方も遙かにクリエイティブで直感的な感じがする。DJとリミックスの融合とでも言えばいいのかな?デジタルDJにあまりワクワクしない俺なんだが久しぶりに「おもしれ〜」と思ったDJ機器。
ただ、この機能をフルに使おうとするとLIVEの習得が必須な訳で、その部分の敷居が高くてDJにとっては暫くネックになりそうな気もするんだが、世の中的にみればDJ人口よりもLIVE使ってるユーザーの方が遙かに多そうだし、何よりもLIVEで構築した楽曲をライブミキシング出来る感覚でプレイ出来るわけだから、特に俺のような職種の人にとってはパフォーマンスという部分で大きな可能性を秘めているのではないかと思った次第。あらゆるジャンルのトラックメーカーは要チェックだな。ほんとマジで早めに習得した方がいいと思うわ。これから間違いなくこういうモノとターンテーブルやCDJを融合するスタイルになっていくと思う。久々にDJシーンのエポックになりそうな予感。

10日のイベントはなんとか無事終了。とにかくギリギリ(一週間位前)になって企画が形になって、その後も変更に次ぐ変更で現場スタッフ的にはもの凄い疲労ではなかったかと。特にPAチームのパブリックアドレスさんは良くやったなぁと言う感じ。お疲れ様でした。

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で、ポメラニアンズチームはアコースティック佐藤ちゃんとアナログ卓持ち込みで午前中に乗り込み。メイン卓はサンクラのVi-6。流石にダブをやるには無理があるんだが、デジ卓としては革新的に使い勝手がよいと思った。MIDAS XL-8よりも人間的であらゆるところでよく考えられた卓だと思う。ダブしない状況ならこの卓は許せる。そんな感じ。
今回はフロントをアナログで、佐藤ちゃんにはVi-6でモニミキやってもらったおかげで快適環境でミキシングする事が出来た。
それにしても驚くべきはパブリックアドレスのバーテックでとにかくブンブン鳴る。ラウンジの方にあったVRXの小さい奴もローエンドまで出る出る。こちらの方はラウンジなんで意図的に大音量出さないようにしてたのだけれど。やっぱちゃんとしたPA屋サンのシステムは安心して音出せて有り難い事この上なし。スタッフさんありがとう。
DJの方はまぁそれなりにと言うか(笑)ラウンジなんでイケイケなんだけど音量控えめにて終了。
PIONEERのDJM-800はよく考えられているミキサーで使い勝手は悪くないんだが、細々と気に入らない点は多い。これは好き好きだがあの軽いタッチのフェーダーはどうしてもじわじわミックスしにくい気がする。勿論フェーダーカーブも変更できるんだが、それだけじゃない指先の感覚って言うのかな。ぶっ込みの時は楽ちんなんだけど。縦フェーダーでももっとトルクのあるタイプの方が繊細なミックスできるんだよねぇ。最近のベスタクスの商品だとカール・コックスモデルが秀逸だと思うんだが、それにDJM-800のエフェクト機能を合体してくれたらさぞかし使い勝手も良くて質感もいいDJフレンドリーなミキサーになるだろうなと思ったり。ちょっと提案してみようっと。
てか、ダブルネームはもう流行じゃないだろうが、PIONEERとVESTAXのいいとこ取りした共同開発ミキサーとか出せばいいのに。(笑)

映像の音作業の方も巧く着地出来たようだし、めでたしめでたし。一段落といきたいところだが来週もまだまだ忙しい。がんばらにゃ。

ハミルトンがPPで一気に醒める。去年今年と日本GPは自分的にはさっぱり盛り上がらず。来年からは鈴鹿も復活(一年交替だそうだが)なのでそれはまた楽しみでもある。今日の予選もちらっと見たが尻切れトンボのインタビューと言い相変わらずのお台場クォリティ。今宮さんと川井ちゃん津川さんの布陣が一番楽しめたなぁ。賛否あるが古舘アナの実況も好きだったし。さて明日の本戦はどうなる事やら。ポイント争いが混沌としてくれる事を望む。(笑)
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2008年10月07日

あ〜、忙しいわ

先週突然バタバタとオファーが来て決定したイベント関連。久しぶりに皿回しやっちゃいます。

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で、いとうせいこう&ポメラニアンズ≡のライブまで決定したので打ち合わせだ何だと忙しい。と言うのも事前にアナログ卓のオーダー入れていたにもかかわらずデジ卓でシステム組んでるので無理とか言われる始末。
冗談じゃなくてデジ卓でライブDUBは出来ませんから。慣れれば出来るんだったら必死に練習もしますけど瞬間的に思い浮かんだつまみ操作を二手間はさんでやったり、同時にこなす事は現時点での最高峰であるMIDAS XL8を持ってしても不可能。決め毎のDUBなら可能かもしれないが。こちらもインプロなので。YAMAHAがO2Rを世に送り出した功績はでかいがPA用のデジ卓を送り出した功罪はでかいぞ。くそったれめ。と言いつつ、色々話を進めてみればパブリックアドレスが機材を入れている事が判明。そうか、それでVI-6が来るわけでアナログ卓のオーダーかけてもないわけですか。w って事で、アコースティックからアナログ卓持ち込む事で一件落着。

そんなこんなで夜中のライブ&DJやるのに午前中から仕込みと。体力持つのか?って、もたせなきゃね。頑張ります。

日曜日は友人達が出演しているやくざ映画を観に家族で六本木まで。スクェアビルが更地になってる事にも驚いたが雨の日曜日とは言え瀬里奈周辺の閑散ぶりに驚いた。25年前はあの辺が六本木で一番賑やかな場所だったわけで。今や六本木と言えばミッドタウンやヒルズ方面になってるんですかねぇ。25年の時間の流れを感じて何とも複雑な気分。映画の内容はネタバレになるので書きましぇん。

16日に行われる「ミャンマーサイクロン被災者救援チャリティーコンサート」の中でいとう(せいこう)君が例のポエトリーアジテーションをピアニストの沢さんとセッションするので俺もDUBで参加。月曜日に軽くお手合わせリハをやった。過日の代々木公園でのDJ BAKU+TAKAGI KANとはまた違った世界。まるでライブリーディングリミックスをやってるような感じ。これは面白い事になりそう。

リハ終わりで浅草に飛びジャパンパーカッションセンターでスネアの消耗品の仕入れ。ボディーのシェラック塗装もかなりいい感じで仕上がりつつあるしボチボチメッキパーツの仕上がりも近いと思われ。周辺パーツ購入。で、カッパ橋でちょいとお買い物して開かれた稽古場@浅草橋。舞台監督のTさんとせっせと防音工事。簡単そうで意外に大変。よって稽古は一切観られず。残念。

映像音制作の方も佳境にはいりつついい感じの登場感も出せたのでこのまま進行してくれればありがたい。

東中野の洋一亭でステーキ食った。なんか昔懐かしい雰囲気と料理。CP高いね。

posted by DMX at 23:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月03日

どうやら

ライテルのつまみ付きのロータリーフェーダがお天気の神様のところに届いたようで清々しい秋晴れが続くここ数日。次から次へとやる事一杯で忙しい。

映像方面の音制作は相変わらず軽くちゃぶ台ひっくり返りつつ「まぁいつもの事だわな」と粛々と進行中。それにしてもいつも不思議に思う事は、上から現場におろされる意味不明な言葉。クリエイティブな現場にありがちな事なんだけど。例えば今回なんかはちゃぶ台ひっくり返ってから「登場感のあるシャープな感じ」ってオーダーが来た。登場感??ってなんだ。シャープな感じ??だよ。
だいたい、音楽を言葉で伝える事ほど無意味な事はないわけですよ。シャープな感じも登場感も実はこれって絶対的な共通認識ではないわけだ。人それぞれによって捉え方の違う言葉。あなたがシャープだと思う音、登場感のある音ってどういう音なんですか?って話だ。
前々から言ってるんだが、音楽の現場で一番トランスレートが早いのは「サルソウル風のビートでさー」とか「JBみたいなカッティングで、、」って言う表現が一番的確に相手に伝わる。勿論それを知らなければチャンチャンなんだけど、それは聴かせりゃわかる。コピーしろって話じゃなくてそう言うニュアンスって事ね。そこに自分なりのオリジナルの解釈と演奏カラーや音作りのキャラクターを入れていく。誰かに依頼する時にはその人がやりたいように演奏して貰いつつ気になる点だけ修正して貰う。それで大体上手くいく。
今回もやってるディレクターのYチャンのように20年以上も付き合いがある人であれば趣味や傾向・目指す方向性等々ツーと言えばカーだから話は早いんだが、お互いのバックボーンを知らないところから抽象的な事言われても意味判らんわけだ。イメージしてる曲がなければ、「たとえばこんな楽器の音でこんな感じのフレーズ」とかね。
まぁそんないつもの感じでせっせと作業中。

そんなゴタゴタしつつ、画の方の修正が上がらないと音作業も出来ないので待ち時間に車いじり。サファリ号ではなくピンク号の方。
Vクラスってのはちょっと車が好きな人のあいだでは「トラブル多い車」とか思われてるんだが、実は99年後半から03年最終の後期型になってからは極めてトラブル知らずな車になってる。前期型で致命的な問題だったリアエアサス、アクセルペダルの重さ、ミッションの不具合は改善されていてトラブルフリー。まぁ、国産のミニバンと比較したりBENZとしてみると快適じゃない部分がいっぱいある(エアコンとか)んだけれど、それでもあのルックスは何とも愛嬌があって好き者には堪らないので意外にファンは多い。あと後期型は後部シートが改造されていて重さも(前期に比べれば)相当軽くなっている。サファリと違ってFFなのでもの凄く低床。だから恐ろしい位荷物積めるし天井も高い。空間的開放感はこのサイズの車では驚異的。駄目な部分もあるがこの車でしか得られないポイントが多いのがこの車の特徴。
で、色々改善されている後期型だが普段乗っていて嫌だなぁと思うのは「ブレーキの重さ」だ。Vクラスは基本的に商業車がベースになっている車なので、ある意味ヘビーデューティーなセッティングになってるんだろう。で、このペダルの重さが半端じゃなくて国産車の感覚で踏んでると信号待ちでも緩んでスルスルと動き出してしまうほど。俺が踏んでてもそう思うんだから非力な人はもっと深刻だろう。頻繁にブレーキを踏む都内では尚更疲れる。いや、まじで。
なので、Vオーナーのあいだではペダルのリターンスプリングを交換するのがポピュラーになっていて、SLKとかAクラスとかランクルのがいい!とか色々やってるわけです。
で、今回またV復活した時にこれは絶対に交換しようと思っていたのだ。

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一目で分かるとおり、線径も巻き数も違う。素材の違いもあるのかもしれない。バネ長も違うのでSU-さんに小細工して貰いつつ。で、下調べ通り助手席側のアンダーパネルを外してのぞき込みサクッと(いや、実はノーマルスプリングが強力で外すの大変だった)交換。ついでに随分前にヤフオクでめっけたクルーズコントロールレバーも装着。

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前期型は知らないが後期型の280には純正でクルコンが付いてて230には付いてないので装着できない物なのかと思っていたんだが、実はコントロールレバーだけ付ければユニットは動くらしい。(そんな事ならこんな物純正装備にしとけよって話だ。)で、こちらはハンドル周りのカバーを全て外して作業。レバーの取り付けにビスが一本あるだけなんだけど、工具が全然入らないスペースなので、レンチに+ドライバーのビットだけ固定してちょこちょこ締めた。あとで気が付いたんだが、テレスコでハンドルを一番手前まで引っぱっておけばここまで作業は面倒じゃなかった。(泣)
で、コネクタはハンドルと右側運転席のエアコン吹き出し口の中間辺りという説明(Webで)があったんだけれどなかなか見つからず。2003年式の場合はアンダーパネルを外して丁度ステアリングのラインのメーターパネルの真下辺りにコネクタがぶら下がってた。

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やはり年式によって微妙に配線の取り回しとか違うんだろうね。取り敢えずここまで作業してサクッと試走。最初クルコンが全然作動しなくて焦ったが一度エンジンリスタートしたら無事認識するようになった。街中では必要はないが高速移動とかには滅茶便利そうです。嬉しい。
そして肝心のブレーキなんだが、はっきり言って「もの凄くいい!!」踏む力がちょうど良いのでブレーキングが繊細に出来る。最初の当たりでガックンと効く事もないのでスムーズこの上ない。
こんな事最初からヤナセがやれば良かったんだよね。改善で。バネ一本変えるだけでこんなにもユーザーフレンドリーな操作感になるなんて噂に違わぬナイスチューンですわ。どちらもお得なチューンでした。
posted by DMX at 23:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする