2009年04月04日

Frankfurt Musikmesse

無事に四日間が終了。

とにかく想像を絶する広さの会場を朝9時から夕方6時まで三日間歩き回ってやっとすべてのフロアを探検完了。日頃の運動不足もたたって会場の端っこで行き倒れになりそうになりつつ、「ここでへばっても誰も助けてくれないんだよなぁ」と焦りつつ少し休憩しつつまた頑張ると。最後の方はこれの繰り返し。w
ついつい商売柄DTM関係ばかり気にしてしまうが、ソフトウェア会社の出店は意外に少ない。それなのに全体の出店数は驚異的な数。とにかくオーソドックスな楽器ブース(ギターやドラム、キーボードなど)の会場の熱気がもの凄い。例えばドラム、打楽器の出店だけで幕張メッセの一番でかいホールが一杯とか。照明や特殊効果だけでそれ二つ分とか。そんな感じで、ギター、プロオーディオ、プロライト、コンシューマー楽器、レコーディング機器等々行けども行けども終わりが見えない感じ。そんな全体から比較するとDJ機器を扱うメーカーも随分減って少々元気がない。各メーカー様々なデジタルDJ機器を出しているのだけれど、プロ機としてまともに動作するのはセラートとベスタクスのみ。ヌマークやジェミニは安くて売れているらしいが、操作した印象としては全然まともじゃない。こうやってチープでアバウトなモノを作っていてはデジタルDJを誤解されかねないなぁと不安になります。

ベスタクスブース。DJトリックス(マイクさん)のVCM-600のデモンストレーション。

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VCM-600を使用しているプレイヤーとしての見え方はDJそのもの。とにかく市場のベスタクスに対する期待感は相当なモノで、最終日の今日もベスタクスブースの前はパフォーマンスのたびに溢れんばかりのお客さんでごった返す程だった。

デジタルとアナログの融合というか双方のいいところを取り込む動きはDJに限ったことではなく、PA機器の流れがとても参考になります。特にDigicoのデジタル卓は相当進化しているし、サンクラもVi2が出たしMIDASも新しいコンパクトの奴はなかなか良いです。なかでも、PA卓ではないですがNEVEのコンパクトなデジ卓が心に焼き付いております。素晴らしすぎる。

って事で、各メーカーの気になったミキサーの画像など。

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まぁとにかくミキサーの写真だけでもキリがないです。w

ちなみに照明機器の会場はこんな感じ。

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取りあえず朝一番なのに会場内は既にスモークだらけ。あちこちでリアルな炎(スペシャルエフェクト)の火柱がガンガン上がってるし。安全基準は勿論あるんだろうがあまりにワイルドな展示スペース。ここ数年LEDライトの進化で色々な照明機器の進歩が目覚ましい。プロジェクターがそのままムービングの照明になっているモノや、水のカーテンにレーザーを当ててホログラムのように映像を浮かび上がらせたりとか。

それにしても、どこの会場に行っても中国メーカーのパチもん度合いが凄いです。ラインアレイの見た目(だけ)そっくりな奴がメイヤーとかJBLのすぐ横で出展していたりして。そんなメーカーがゴロゴロいます。えげつないなぁとか思いつつ世界は広いなぁと感心したり。ブースの中でご飯食べてるのは中国人だけってのも民度の差を感じるいいバロメーターだ。

そうそう、昨日はサイモン・フィリップスのドラムソロライブ見ました。あちこちのブースでデモンストレーションをやってる様々なアーティストも桁違いにビッグで驚きます。(が、外人さんが皆背がでかくてどこの会場行ってもよく見えません。(泣))

続きはまた日本に帰ってからでも。
posted by DMX at 23:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする